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艦隊司令部(かんたいしれいぶ、)は、ドイツ連邦海軍における海軍局と並列する二大組織の一つ。司令部はシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州フレンスブルクのグリュックスブルクに所在している。総軍結節として機能し、艦隊司令官はドイツ連邦海軍の実働部隊を指揮下においている。艦隊司令官には海軍中将が指定され連邦国防省の海軍総監の隷下におかれる。国際的活動上においては英称で「ドイツ艦隊司令長官、''Commander-in-Chief German Fleet''(CINCGERFLEET)」と呼ばれる。 艦隊司令部は一つの兵営に収容されている。その兵営は第二次世界大戦前にナチス・ドイツ海軍によって海軍士官学校の一部として建設され、「海軍本部、''Marinehauptquartier''(MHQ)」が使用していた。兵営内には地下防護施設があり、1980年代にはコンピューターを利用した指揮通信システムが設けられる。 == 艦隊司令部の任務 == 艦隊司令部は連邦海軍の部隊や機関の運用に必要な諸要素について責任を負う。これには、人材、設備、訓練が含まれる。海軍航空隊については改編により艦隊に統合されその隷下に入った。 艦隊司令部は冷戦時代にはNATO指揮下でその領域内でのドイツ艦隊に対する作戦指揮を担当していた。冷戦終結後にNATOの指揮構造の改革がなされ、その指揮構造は廃止された。これに代わり艦隊の部隊が国外での作戦をする場合についてはポツダムに所在する連邦軍出動指揮司令部が指揮を執る。さらに欧州連合の軍事作戦にも任務に応じて指揮を執ることができる。また、すべての連邦海軍部隊の演習と海上で実施される作戦について直接指揮を執る。 艦隊司令部はドイツ沿岸部における軍用ヘリコプターによる捜索救難のために、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州とハンブルクを管轄する管制センターを運営している。 艦隊司令部の指揮・運用に必要な技術支援のためA海軍指揮支援センター重大隊が同じ地に所在している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「艦隊司令部 (ドイツ連邦海軍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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